
今朝のご飯のことを書いていて思ったこと。
栄養の話になって、例えばある食品についての栄養価を意識するわけだけど。
どこの何を基準にすればいいのか?
という疑問が湧きませんか?
自分はけっこうそういうの気になる方でして。
いろいろネット上の参考にできるサイトはないものかと探ってみた。
予想として、商売絡みのデータってどうなん?と疑問が。
例えば「くるみ」を例にするとくるみの栄養価についてネットで検索すると
『くるみは体に良い』とか『くるみの栄養価』とかヒットするサイトは大体が
有名な会社のサイトであることが多い。
まあ、そりゃそうだよね。
ネット上の情報が宣伝効果を狙って作られたものであるとしたら、金と力をふんだんに使うことができる大手の会社の情報がまずは上がってくるのは当然と言える。
けど、そうだとすると、、、、って思ってしまう気持ちもある。
そう、食品会社の商品やサプリの宣伝のために「くるみの効果うんぬん、、、」って言ってるとするとそれってけっこう盛ってるんじゃないの?と。
敢えてデメリットを言う必要まではないかもだけど、比較の対象として『栄養価の〇〇は□□の何倍も!』という言い方するときにいい様に誤解をしてもらうことが狙いになってないかな?みたいな。
比較対象の食品が必ずしも適切でない(その項目のトップではないもの)を選んでるとか。
ま、その辺は商売上の事情と考えることにしても。
なるべくなら、公平な比較をしたいものだなと思った。
でも、そんな疑いのイヤらしい目で探ってはきたものの、ネット上の情報はある程度の信憑性があるってことにも気が付いた。
ほとんど、同じデータをもとに語ってるんだなと。
へんに依怙贔屓(えこひいき)して捻じ曲げてるわけではなく、公平。
というのはどのサイトでも大体同じ数値が掲げられているようなので。
これは、疑った自分が悪かった。
素直にごめんなさい。
商品絡みのサイトよりも薬品や医学、介護系のサイトの方が情報の必要性に切実なものがあるから適当過ぎる書き方はできないだろう、と予測したのだけど。
医療方面のサイトに書いてあることも、学校やスポーツ選手などの不特定多数に向けた一般的な書き方をしているものも、はたまた食品会社の一商品の宣伝のために作られたと思えるものもほぼ同じ数値。
自分が危惧した「売らんかな」の精神で不当に盛ってる感じのものはなかった。
キチンと監修がなされてるものなんだなと思えた。
個人サイトやブログなどについてはそこまで分からないけど、ネット検索の上位に来るような大手のサイトは大抵信用に足ると思えた。
と、なるとそれって何か基準になるものがあるんだろうなと。
少し調べたら分かりました。ある意味当然で、自分でもネット検索で普段から調べる時にたどり着いていたデータベースがあった。
こんなこと、知ってる人は当然なんだろうね。その道の人栄養士さんとか医療の人とかには。
食品成分データベースというもの。ここのデータをもとに語られているんだね。
この食品成分データベースというのは正式名称を『日本食品標準成分表』と言います。
何それ?いかつい名前だなあ、と感じますが、ちょっと食品のことを調べようとすると必ず目にすることになるもので、食品や栄養について書かれているキチンとしたものはほぼ全てこのデータがもとになってると思います。
Q:日本食品標準成分表とは何ですか。
A:日本の食品成分表は、正式には「日本食品標準成分表」といいます。我が国
で常用される食品の標準的な成分値を収載するもので、教育、研究、行政の幅
広い分野で活用されている我が国唯一の公的データ集です。
上記は文部科学省のサイト内の「日本食品標準成分表・資源に関する取組」に関する記事の中で
「日本食品標準成分表について」のQ&Aからの引用です。
国内唯一の公的データということだから、どのサイトの情報も元ネタが一緒なのは納得ですね。
そもそもこの日本食品標準成分表とは?のところを更に同じ文部科学省のサイトから引用します
日本食品標準成分表は、戦後の国民栄養改善の見地から、食品に含まれる栄養成分の基礎的データ集として、昭和25年に初めてとりまとめられました。以来、70年以上にわたって改訂・公表されています。この成分表は、栄養指導や生活習慣病の予防などの観点から、学校給食や病院等の給食の場や食事療法の問題等を抱える一般家庭でも活用されているほか、教育・研究や行政においても広く活用されています。こうした広い利用目的に対応するため、我が国において常用される食品の標準的な成分値を1食品1標準成分値を原則として、可食部100 g当たりの数値で示しています。
70年以上にわたって改訂・好評されている国内唯一の公的データということなんですね。
なので、これからちょっと栄養について語るときには自分もきちんとしたデータに則って話したいということでこのデータをもとにすることにします。
ここまでの長い話はタの信憑性という点についてのこと。
ふだん、自分ひとりの個人的生活圏の中で食べ物のこと、栄養のことについて話すときの今の課題は、、、、
ハカリがほしいんだよね。
家のハカリ、もう古くて。
バネ?が伸び切っちゃったのか、量るたびに数値が違ったりする。
食品成分データベースは可食部100gについての数値。
100gも食べないものに関しては計算しなきゃだから。。。。
クルミを100gも食べないでしょ?
そういうことだよね。
けどこのクルミ、かなり優秀な食品だってことは感じてる。
また今度、クルミのことについては書こうかなと思います。